【連載】呑んで喰って、また呑んで
【連載】頑張れ!ニッポン㊴ 米中対立とレアアース輸出規制 釜原紘一(日本電子デバイス産業協会監事) 米中の対立はトランプ政権になってから激しさを増している。特に半導体やAI、量子技術などの先端技術分野における主導権争いが続いているのだ。 中国へ…
これがフィリピンの刑務所だ! かつて本ブログ編集人が日本人死刑囚に面会 ▼▲月刊「ペントハウス」(1998年4月号) 日本全国で発生した連続強盗事件。「ルフィ」で有名になった主犯グループがフィリピンの収容所から指令を出していたとか。連日のようにニュ…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(100 最終回) 太郎さんのようになりたいが… ●千葉・白井 山本徳造 (本ブログ編集人) 池田太郎という人がいた。「いた」と過去形にするのは、数年前に天国に旅立たれたからである。私と同じマンション、しかも同じ棟の住…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(99) SМ作家から女ヤクザまで ●東京・四ツ谷 山本徳造 (本ブログ編集人) 「みんな集まってるから来ない?」「うん、行くよ」 Sとの間でそんな電話でのやり取りが週に2回はあっただろうか。 早く呑みたいから、急いで…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(98) クラブケーキと安東焼酎の裏を読む ●アメリカ・ワシントンD.C./韓国・ソウル 山本徳造 (本ブログ編集人) 韓国の文在寅大統領が自らの訪米が大成功だったと自画自賛した。なにしろ真っ先に訪米した管首相がバイデ…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(97) 「コロナ呆け」かも ●千葉県・白井市 山本徳造 (本ブログ編集人) コロナ関連のニュースばかりで、いい加減うんざりする。他に報道すべき大事なニュースがあるだろうに。これでもか、これでもか、とメディアがコロ…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(96) 自家製蒸留酒で天国気分に ●千葉県・白井市 山本徳造 (本ブログ編集人) あんな強い酒を呑んだのは初めてだった。うーっ、きっくーっぅ。喉から火が出てもおかしくない衝撃が走る。が、それは一瞬だった。食道を通…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(95) 「出版の仏様」が居酒屋を ●東京・飯田橋ほか 山本徳造 (本ブログ編集人) 前回に登場した軍事雑誌編集長のМさんは直情型というか、すぐにカッとなる性格である。デパートの洋服売り場では、応対した店員の態度が悪…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(94) 一ツ木通りの誘惑 ●東京・赤坂見附 山本徳造 (本ブログ編集人) 大学を卒業後に勤めていた出版社が、2年も経たないうちにあえなく倒産した。その後、知人の紹介で総合月刊誌編集部や医学専門誌などを転々と。最初…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(93) 「オールド・パー」で長生きしたいが… ●イングランドから永田町へ 山本徳造 (本ブログ編集人) 「まあ、人を喰っているから」 長生きの秘訣を聞かれた吉田茂元首相の返事である。「ワンマン宰相」として名を馳せた…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(92) 革命家は唐辛子を好む ●中国 山本徳造 (本ブログ編集人) エドガー・スノーは『中国の赤い星』で有名になった。同書の中で毛沢東からこんな話を引き出す。「革命家たちは皆、唐辛子が大好きだ」 毛沢東は唐辛子の産…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(91) 仏人医師の夫人はカレン族 ●東京・阿佐ヶ谷/新宿 山本徳造 (本ブログ編集人) 「そういえば、フランソワ、どうしてるのかなあ」 テレビのニュースを聞きながら妻が独り言ちた。「うん、今でもミャンマー国境で診療…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(90) 花見に謎の中国人が ●東京・新宿御苑 山本徳造 (本ブログ編集人) 待ちに待った花見シーズンである。私の住む白井は桜が満開だ。北総線に添って桜並木が続く。うーん、美しい。これぞ日本の美だ。見事としか言いよ…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(89) 駆けつけ三杯 ●日本のどこでも 山本徳造 (本ブログ編集人) 「いやあ、ゴメン、ゴメン! なかなか仕事が終わらなくて」 呑み会に遅れてやって来たサラリーマンがよく言うセリフだ。 すると、判で押したような言葉が…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(88) 「会食」して何が悪い!? ●日本のどこでも 山本徳造 (本ブログ編集人) テレビの国会中継を見ていると、じつに不愉快、いや腹が立って仕方がない。国民に雇われている国会議員が、「誰と会食した」「接待されたのか…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(87) どくろ杯と消えた記者 ●東京・高円寺 山本徳造 (本ブログ編集人) 金子光晴は放浪の詩人だ。彼が著した本に『どくろ杯』がある。 しかし、本の題名だけを見ると、何やらおどろおどろしい感じがする。それも当然だろ…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(86) 『ラム&コカコーラ』が懐かしい ●キューバ・ハバナ 山本徳造 (本ブログ編集人) 『ラム・アンド・コカコーラ』という歌があった。私が大学生だったころ、よくテレビやラジオから流れてきたものである。とにかくリ…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(85) 「食いしん坊」の最期 ●千葉県・白井市 山本徳造 (本ブログ編集人) 夕食に私がつくった麻婆豆腐を「おばちゃん」が、さも美味しそうに食べる。可哀そうなことに歯が1本しかない。入院していた病院で入れ歯を盗ま…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(84) 超クソ真面目な通訳が逃亡 ●中国・上海 山本徳造 (本ブログ編集人) さあ、上海3日目はの女の子たちへの突撃取材を敢行することになった。まず向かったのは、かつて「犬と中国人は入るべからず」と注意書きのあっ…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(83) 朝食は熱々の豆乳と油条で ●中国・上海 山本徳造 (本ブログ編集人) 上海で初めての朝を迎えた。せっかく上海に来たのに、ホテルでありきたりの朝食なんて芸がない。そうだ。戦前、大手新聞社の上海支局で働いてい…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(82) ようこそ「冒険者の楽園」に ●中国・上海 山本徳造 (本ブログ編集人) 『上海バンスキング』というミュージカルが自由劇場で初上演されたのは40年ほど前のことだった。昭和初期の上海が舞台だ。「バンス」 とはジャ…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(81) フェリーに乗って上海へ ●大阪~上海 山本徳造 (本ブログ編集人) 「あなたたち、上海行のフェリー乗場はご存じ?」 白人の中年女性がタクシー乗場にいる私とОカメラマンに近寄ってきた。「そこに行くところですよ…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(80) 007が愛したカリブの島で ●バハマ/ナッソー 山本徳造 (本ブログ編集人) 「わー、やっと来たぞ!」と私は胸の中で叫んだ。「ここがボンドが愛したナッソーなのか。なんて色彩が鮮やかなんだ!」 マイアミを出港…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(79) 晩御飯に粥はいかが? ●日本/全国 山本徳造 (本ブログ編集人) 正月を締めくくる食べ物といえば、「七草粥」だろうか。「正月に暴飲暴食して胃腸が疲れたときの粥ほど美味いものはない。ちなみに、門松を飾る正月…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(78) 年越し蕎麦で長寿に ●日本/全国 山本徳造 (本ブログ編集人) 大晦日の慣習となったのが、「年越し蕎麦」だ。江戸時代の中頃からが庶民の間に広がった風習という。 では、なぜ蕎麦なのか。もともと縁起担ぎだったら…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(77) 小学生の私が日本酒を ●日本/大阪 山本徳造 (本ブログ編集人) ごくごく近所に父の姉、つまり叔母が住んでいた。夫の菊太郎は話好きで、政治が大好き。一種の趣味だろうが、それが高じて地元選出の府会議員の後援…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(76) ゴルフ場の呪い ●タイ/シラチャ~バンコク 山本徳造 (本ブログ編集人) 大学時代の友人U君がバンコクの玄関口、スワンナプーム国際空港に車で迎えに来た。車と言ってもレンタカーではない。タイで2番目に古いバ…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(75) ウイスキーはほどほどに ●日本/白井 山本徳造 (本ブログ編集人) テニスの練習で左膝を痛めたのは、昨年末のことだった。もう1年も経つが、いまだに完治しない。それどころか、今度は右膝に激痛が走った。「数日…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(74) 「ところで、あんた、誰?」 ●日本/東京 山本徳造 (本ブログ編集人) とうとうボケてしまったのか。いや、私はまだ若い。いまだに学生気分が抜けないし、食欲も旺盛である。「豆腐とお新香、それにあっさりした澄…
【連載】呑んで喰って、また呑んで(73) 三島由紀夫とポークソテーの関係 ●台湾/高雄 山本徳造 (本ブログ編集人) 台湾の高雄は私の大好きな都市の一つだ。つんと澄ました台北人と違って、高雄人は気さくである。それに「台湾の大阪」と呼ばれることでも…